dream

幼い頃は全ての子供達がたくさんの夢を持っていたことだろう
それが年齢を重ねていくうちにそんなこともいつしか忘れ
気が付いてみると日々の忙しさで夢を見ることにも疲れ夢すら描かなくなる
けれどそれはそんなに悪いことではない現状にある程度満足している証拠でもある
無理矢理繕う夢なんてろくなことにはならない、それなら見ない方がマシだ

しかしいつまでもさらなる夢を持ち続けそれに希望をもって進んで行く姿は素敵に見える
静かな闘志を携えたその目はしっかりと前を見据え人々を惹きつける
勝ち負けだけで生きてる人生は儚く、志の無い生き方は魅力に欠けることだろう
そして夢は人に託すものではなく自分で掴み取るもの、人に託していては蔑まされるだけだ

If You Can Believe Your Eyes & Ears  THE MAMA'S AND THE PAPA'S (1966)
ママス&パパスと云えばCalifornia Dreamin'だろう、フラワームーブメント盛んな頃に
現れたこの楽曲はカリフォルニア州の人口も増やすほどの影響を与えたようだ。決して
カリフォルニアの空を想わす明るい曲では無いがその時代の哀愁が表されている。
後にカリフォルニアドリーミングと云う青春映画が79年に作られサントラに使われたが、
その時はAmericaが歌っている、こちらも映画共々なかなかよろしい感じでサントラ盤で
しか聞くことはできない貴重な音源でもある

人間を区別する方法は幾らでもあるが夢を持っているかいないかで
人生の質を見分けることは簡単だ、どっち側の人間が良いかは判らないが
夢を見続け行動することはそんなに簡単なことじゃない、
それを叶えようとその実現に向けて歩き続けていけば必ず困難はつきまとう
上を上を見て一生懸命背伸びをしてもつま先だけでは歩き続けることはできない
壁を越えるときは深くしゃがみこまなくては乗り越えられないこともあるだろう
諦めてしまったらそこがその人の到達点になり、きっとそこから先は夢を見ることもない

Original Soundtrack
California Dreaming
 
Kenny Rankin Album  KENNY RANKIN (1977)
ジャズシンガーとしてもAOR系シンガーとしても認知されている彼が歌う
ほとんどの曲がカバーソングなのだがどの曲も夢見心地で気持ちが良い
特に彼の代表曲でもあるA House Of Gold は Hank Williamsのカントリーナンバーを
独自の世界に引き込み昇華させている歌声は素晴らしい、いつの間にか意識の彼方に
忘却した過去の自分の姿を想い出させてくれる

夢に大きい小さいなんかは関係無い、ただそれがその人間の器になるだけ
だけど日々の中にも小さな幸福が大きな幸福を呼ぶように
小さな夢でも希望に繋がると大きな夢に進化して行くかも知れない
歌を忘れたカナリアは夢を忘れた人間のようなものにみえる せっかく手に入れた大事なものを何処かに置き忘れてしまわないように
ゆめを忘れかけた大人達よもう一度夢を見ようよ

Deja Vu  Crosby Stills Nash & Young (1970)
ROCK史に燦然と輝くアルバム、4人の個性がぶつかり合い醸し出す絶妙なハーモニー
が何とも美しい。デジャ・ヴなんて言葉も広まったのはこのアルバム以降からだ。
この道はいつかきた道、振り返るとハットすることなんて誰でも経験はあることだろう
2曲目のTeach Your Children は映画"小さな恋のメロディ"でのエンディング・テーマ
に使われそのイメージが強いが映画の中にもあるように夢や希望は大人が与える事も
あるが子供達から得るもののほうが遙かに大きい

だけどお金で買える夢は夢とは呼ばない、日々の積み重ねだけが夢を運んでくれる
どこまでそれに近づけるのか近づけないのか、それを知ることだけでも夢見る価値がある
叶わなくたって夢見ることは限りなく楽しく日々を充実させてくれるだろう
そう信じていけば人生もやり甲斐があるし希望も持てる。
そして今描く老後の夢なんかそんなのは夢じゃない、天国の夢を見るようなもの
そう夢はいつでも進行形だ、だから夢は今しか見れないものなんだ