horizon dream
ここのホームページのタイトルはHorizon Dream という名になっている、
これはあるレコードジャケットからロゴごと拝借させてもらった。
デザインは会社勤めの頃の先輩でアートディレクターの千木幸一氏に依るもの
ホライゾンドリームという何とも素敵な響きがずっと気になっていた。
その後、彼はスタジオチャンプという会社を渋谷道玄坂ラブホテル街の一角に立ち上げ、 それと同時に僕も会社をやめそこに間借りをさせて貰いフリーランスとしての一歩を踏み出した。

Horizon Dream   KITTY RECORDS  (1981)
1981年に制作されたこのレコードはKitty Recordsのフュージョン系
アーティスト達によるオムニバスアルバムだ。高中正義、カリオカ、深町純が
フューチャーされている、ジャケットに写っている海はどこかは判らないが
車のナンバーからするとどこか南太平洋のフランスのコロニーだろう
まだ海外に出たことがなかった僕はいつかはきっとと思ってそれを見ていた

道玄坂の事務所はマンションの1室でかなり狭い所だった
そこに千木氏とデザイナーの塩見奈々と僕の三人、そしてアルバイトのアシスタントデザイナーがいた 外からは様々なジャンルのクリエイターが集まり狭いが故に異様な活気があった
みんな当時は無名でお金もなかったのだがそれも楽しく、僕は一年程そこで過ごした
千木幸一氏は当時はキティレコードの殆どのアーティストのレコードジャケット等のデザインを担当し
高中正義、安全地帯、来生たかお、などのレコードにクレジットを見つけられるはずだ
塩見氏は現在ロンドンに住まい木版画アーティストとして活躍している、
年に一度程、日本でも展覧会をしているので今度インフォメーションで紹介しようと思う

Carmen Maki & OZ III   Carmen Maki & OZ  (1977)
この人のバックボーンはよくは知らないがもっと評価されてもいいような気がする
キティレコードでのいくつかの武勇伝は聞いていたのだが残念ながら会う機会は
無く、是非会ってみたい人だった このアルバムのとりあえず...という楽曲の詩に どこへ行きたいと聞かれたら どこへでも行くと答える、ガ・・・学校行くよりもタ・・・旅に出よう と叫ぶ ように歌うところが当時の僕の心境と一致するもので共鳴を憶えた

Horizon Dreamの意味はよく解らない、直訳すれば水平線(地平線)の夢になる
でも僕は広がる夢と解釈している多分そんなところだろう
夢は持つだけじゃ意味がなく、広がることに価値があるそんなことを教えてくれる言葉だ
小さなマンションの一室に集まってきた若いクリエイター達がそこから羽ばたいた
広がる夢に向かって世界中に飛びだった、夢は未だ終わらない

TAKANAKA   MASAYOSHI TAKANAKA  (1977)
高中正義の2ndアルバムKittyレーベルより発売された名盤
一曲目のSummer Breezeが70年代の夏の始まりを感じさせる
写真学校時代によく聞いたので良く憶えている、ちなみにこの写真のライティングは
レンズの周りにリング状にストロボをセットするリングライトというスタイル
ジャケットのデザインはやはり会社の大先輩である現SOAP Inc代表の酒井治氏
たいへんお世話になり僕を育ててくれた尊敬すべき人だ