first hawaii
初めてハワイに行ったのはもう20数年前になる、80年代に入って直ぐの事だった。
それから10年遡る中学生の頃、ジャルパックかルックかの新聞広告を見て一生に一度ぐらいは行けたらな と夢見ていた。確かその当時のパッケージツアーの値段は20数万円とその広告には書いてあったような 覚えがある。当時としては大変な金額だが、しかし絶対不可能までとは言えない感じの額に思えた。 それで無謀にも少年はそんな事を夢見たのだろう、それまではハワイに行った人なんて周りには皆無で、 そんな事は一度も頭に浮かんだことすら無かったのだから... しかし月日は流れてもその想いは膨らみ続け、遂に実現する日が訪れた 。

その日、当時の若者たちのテキストにもなっていたPop-Eyeという雑誌のハワイ特集号を片手に旅立った。
その雑誌にはハワイに着いたらノースショアを目指せ、なんていうキャッチコピーが書いてあったのをよく
覚えている。そこにはイラストになったノースショア地区の地図が数ページに渡って描かれていて、様々な
ショップやサーフポイントなどの情報が細かく書き込まれていた。
今ではそんな情報誌は溢れているが、Pop-Eyeのような指向を持ったプレゼンは示されていない。
多様化した時代にそれは難しいのかも知れないが、今の雑誌がTEXTに成り得ない理由はそこにある。

THE NORTHSHORE DREAMIN'  CBS/SONY RECORDS (1978)
ノースショアでのサーフライディングの実況録音をCecilio&Kaponoの曲を交えて
ラジオ局KIKI83、サーフィンコンテストのSEを絡ませたイメージングレコード。
当時はこういう企画物が結構あり、写真家の浅井慎平氏がカリブで録音した波の
音だけのレコードなんて結構売れていたようだ。
実際にホノルル空港に着いた時はロスアンジェルスからの到着だったので深夜になってしまいワイキキでは
一番安いと思われるホテルに泊まる。朝にはワイキキビーチには目もくれずレンタカー屋廻り、歳が25に
ならないと簡単には車は借りられず、クレジットカードなんてまだ日本ではポピュラーではなかったので
大手では全て断られた。
それでも何とか100ドルと航空券をデポジットにして小さな日本車を借りられた時は既に昼を回っていた。
それからはとにかくノースショアに向かい車を走らせハイウェイ1に乗ってH2に乗り換える。 そこからはアップダウンのうねりが利いたKAM HWYをただひたすらに北に方向を定め、パイナップル畑を 抜けてノースショア入口の町ハレイワに到着、思ったよりも島は大きかった。 もちろん車中で聞いていたのは、まだモノラルだった音楽専門ラジオステーションKIKIだ。
COME ALONG  TATSURO YAMASHITA (1979)
ラジオ局KIKIが知られるようになったのは、当時テープでしか発売されなかった
このSE入りプロモーションアルバムでだったと思う。ジングルに続き小林克也が
DJで入り、後に妻となる竹内マリヤが達郎の曲をリクエストしたりで嗜好を こらしている。そんな掛合いは都会のバルコニーに居ながらワイキキのラナイにいる
感じにさせた。このジャケ写はカセット版とは全く違い、数年後にLP化された時のもの。 面白いものでこの企画物で達郎と克也はブレイクし、このイラストを描いた鈴木英人が 後のアルバム"For You"のイラストで評判になる。才能は才能を呼ぶ

HALEIWA THEATRE   HALEIWA
ハレイワには有名なピンクに塗られた古い映画館あった、数々のサーフィン
映画やロックコンサートが行われた伝説の劇場だ。町の入り口にあった事も
ありハレイワのランドマークになって小高い丘に50年間建っていた。 二度目に行った時はすでにそこには無く、まさに僕にとっては幻のピンクの 館という感じで、そこの前を通るときは何ともの悲しい。他にも
ハレイワの町には古くからある数件の日系ゼネラルストアがあるが、 きっとそれらも時間の問題だろう。

Sunset Beach / NORTH SHORE 
ハレイワの町を抜けると直ぐに大波で有名なノースショアにでる、
しかし夏の間は波が小さくとても静かだ。 
サンセットビーチ裏の小道を歩くとサーフバム達の生活が垣間見られ
横道に逸れ砂浜に出ると遠くに潮騒が聞こえる。なんともゆったりと
した空気感だが、冬になると遠く北のアリューシャンからうねりと共に
世界中のサーファーを引き寄せる

Many Classic Moments   KALAPANA (1977)
ハワイアンコンテンポラリーの伝説、カラパナの4枚目のアルバム。 当時はサーフロックと呼ばれ特に日本での評価は高い。 それまでのメインボーカルのマッキー・フェアリーは抜けてしまったがマラニ ビリューが歌うメニークラシックモーメンツは秀逸だ。
このアルバムはサーフィンムービー"メニークラシックモーメンツ"のサントラにも なり、題名を訳すと"過ぎし日の数々のひととき"とってもいいフレーズだ。